遠い昔に庄内を拓き栄えさせた
古人が語りかけてくる。
4つの地方に区分される山形県の北西に位置し、日本海に接する庄内地方。現在は2市3町からなっているが、中世の頃ここに3つの大きな荘園があったといわれ、その中でも大泉荘(現在の鶴岡市付近)が最も栄えていたという。荘内(庄内)とはこの荘園の内側を意味し、近世になって地方全体を呼ぶようになった。
羽黒山一の坂の登り口に、優美な姿で佇んでいる。東北地方では最古の塔、平将門の創建とされ、約600年前に再建されたと伝わる現在の塔は、三間五層こけら葺素木造で、高さは29.9m。この羽黒山を含む「出羽三山」は、平成28年に「日本遺産」に認定された。
いでは文化記念館
0235-62-4727
明治26年(1893)に創建された米の保管庫。新井田川沿いの欅並木とともに12棟が立ち並ぶ景観は、米どころ庄内のシンボル。また、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケ地として有名なほか、様々なCM撮影も行われ、人気のフォトスポットにもなっている。
酒田観光物産協会
0234-24-2233
1384年、月庵良円禅師を開山第一世として現在の酒田市松山地区に開かれた曹洞宗の名刹。参道両側に並ぶ約120本のきのこ杉は県の天然記念物で、豪壮な構えの山門へと続く。また本堂裏にある蓬莱園と呼ばれる庭園は、小堀遠州流、国指定の名勝で、近郊に類のない名園。
總光寺
0234-62-2170
遊佐町鳥海山頂に大物忌神を祀り、麓の吹浦・蕨岡の大物忌神社にそれぞれ口の宮がある。創建は欽明天皇の御世ともいわれ、続日本後紀には承和五年(838)に正五位下が授けられた記録がある。毎年、5月5日には例大祭、春秋には五穀豊穣を祈る春秋祭が行われる。
鳥海山大物忌神社
0234-77-2301
龍神様の寺として東北・北海道などに多くの信者を有し、特に海の守護神として漁民の信仰が厚い。山門や本堂、龍王殿、五重塔など伽藍の整った古刹。
善寳寺
0235-33-3303
湯殿山注連寺の元末寺で、真言宗智山派に属する。厳しい湯殿山木食行を行い即身仏に至った忠海上人と円明海上人を奉っている。
海向寺
0234-22-4264
明治維新直後、旧庄内藩士の手により開墾された松ヶ岡で、蚕糸業を創業。現存する蚕室5棟の内1棟は資料館として使われている。
松ヶ岡開墾記念館
0235-62-3985
江戸時代中期から明治初期にかけて、西廻り(日本海〜下関〜関西地方)海運に就航した和船。酒田市日和山公園の池に2分の1復元模型が佇む。
酒田市交流観光課
0234-26-5759
1251年に開山した玉川寺の境内にある庭園。四季折々の花が咲き誇ることから、『花の寺』と呼ばれている。『九輪草』の純群落は全国でも珍しく、5月中旬~6月初旬には多くの人が訪れる。
玉川寺
0235-62-2746
庄内藩の御用商人として栄えた、豪商・風間家。「丙申堂」は明治29年、武家屋敷跡に住居兼店舗として建てられた。国指定重要文化財。
丙申堂
0235-22-0015